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2022.03.14
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デザイン費用、設計費用っていくらぐらいかかるの?
デザイン費用、設計費用っていくらぐらいかかるの?
店舗開業プレゼンターの寺本です。
今回は店舗やオフィスのデザイン、設計をお願いするといくらかかるのか?をお伝えします。
たぶんこれを見られている方は色々な会社のホームページを見られたのではないでしょうか。
ほとんどの会社は金額をのせておらず、問い合わせしてください!と書かれていたかと思います。
なぜホームページに金額を載せないのかも含めてお伝えします。
デザイン設計費用
まずは気になる費用をお伝えします。
デザイン設計費用は各会社によって算出方法が違います。
- 広さから算出 1坪2~8万円程度
- 総工事金額から算出 総工事金額の8%~15%程度
- 最低設計金額を設定している会社もあります。
※業種によって単価も変わります。アパレル等の物販店より給排水などの設備の多い飲食店の方が単価は高い傾向にあります。
ほぼこのどれかで計算されます。
また設計デザイン費用とは別に設計管理費も必要です。
設計監理とは、打合せを重ね出来上がった図面をもとに施工会社がその通りに施工しているかを、オーナーの立場にたった第3者目線でチェックする事です。
この費用は各会社によって様々で、当然管理もするので最初から設計費用に含める会社もあれば、別途で提示される場合もあります。
その為平均がいくらかは分かりません。
ネットで調べてみるとよく
「設計と施工の会社が分かれていると意思疎通が上手く取れない場合があるから設計と施工を一貫してできる会社の方がいい」と書かれているのを見ます。
実際はそんな事は少ないと思います。
寸分の狂いもなく図面と現場が進むなんてことはあまりありません。
特に居抜き物件の改装は、解体してみないと分からない部分もあります。
その為、現場を都度チェックして、時には図面を修正し、現場からの質問に答えたり、定例会に参加したりするので意志疎通が取れないなんて事は、今まで一度もありません。
それらを踏まえて、金額を出すとするなら
20坪のカフェの場合…設計デザイン費用(20坪×5万円)+設計管理費20万円 合計120万円
20坪の服屋さんの場合…設計デザイン費用(20坪×3万円)+設計管理費20万円 合計80万円
といったところでしょうか。
各社様々ですので参考程度になればと思います。
1点注意が必要なのは設計と施工を1社でやっているところです。
後で工事の相見積もりを取ろうとしたら、
「知らない施工会社は管理できないから、知っている施工会社を紹介するのでこちらで相見積もりを取って下さい」などと
言われたり、そもそも工事の相見積は取れませんと言われる場合もあるそうです。
これは、設計やデザイン費用を表面上安く見せて、工事費用に上乗せしている可能性が高いです。
そういった会社から見積りを取る場合は、
「工事費も相見積もり取りたいのですがいいですか?」と見積書が提出される前に確認しましょう。
あと飲食店の設計は特にですが、設備図という図面が非常に重要です。
電気、空調、給排水の図面の事です。
工事費に大きく関わる内容です。
これらの図面は別途という設計デザイン事務所も稀にあるので要注意です。
なぜホームページに金額を載せないのか?
これは設計事務所側の都合と実際提出する見積書との乖離を防ぐ為です。
設計事務所側の都合とは、
- 値段ではなく、デザイン、提案で判断して欲しい
- 価格だけの競争に巻き込まれたくない
- 作業内容、作業期間など実績の写真からは見えない部分を伝えられず、写真と金額だけだと高いと思われる為
こんなところです。
実際提出する見積書との乖離を防ぐというのは、
- 居抜き物件の場合、触らないところは値引きできるから
- レイアウトによって図面の書く枚数も変わるので、同じ広さでも提示価格が変わる場合もある
- オープンがすぐなのか、2年後なのかでも金額が変わる
- お客様がどこまで細かい完成イメージをもっているかで変わる
など様々な理由があります。
LOGUE-ONE<ローグワン>もホームページには価格を提示しておりません。
これは後者の理由です。
1円でもお金を頂戴する以上、ちゃんとした根拠ある正確な金額を提示したいからです。
10万円~デザインしますと謳うこともできますが、実際提出する見積が100万円だったとしたら
お客様も損をした気分になりますし、こちらも嘘をついているようで申し訳なく感じてしまいます。
ですので設計デザイン事務所は価格をホームページに記載することが少ないのです。
最後に
もし今どこの設計デザイン事務所にしようか迷っているのなら下記の内容を確認してみて下さい。
1.設備(電気、水道、ガス、空調)図面も書いてくれるのか?
これはこれから工事業者に相見積もりを取る場合は必ず必要です。
絶対に書いてくれる事務所にしましょう。
2. 設計期間を確認しましょう
時は金なり。とも言われるように時間は大切です。
オープンまでを見据えた設計スケジュールを出してもらえるとより安心です。
デザインや設計をするだけでなく、お客様の立場に立って考えれる会社なら空家賃の事やお客様の準備の事などトータル的に考えて
進めてくれると思います。
3.約束を守るかどうか
お客様と商談するのは営業マンだったり、デザイナー本人の場合もあります。
打合せの時間に渋滞してるので遅れるとか、前の現場が長引いてしまったので遅れるなどの連絡が多い会社は
やめたほうがいいです。
どんな理由であれ、余裕をもった行動、計画をできない人と進めていくと後々大きな問題が起こる事があります。
打合せで変更になったのに図面に反映されずに現場が進んでしまったり、言った言わないのもめ事がおこったりします。
今回の買い物は決して安い買い物ではないと思います。
仮に多少高かったとしても、当たり前の事を当たり前にできる信用できる会社を選びましょう。