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2022.04.08

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製造業の人手不足は解消できるのか?!


製造業の人手不足は解消できるのか?!


こんにちは。

店舗開業プレゼンターの寺本です。

今回はどの業界でもよく耳にする人手不足について「製造業」にスポットをあててお話したいと思います。

 

なぜ店舗デザインをやっている私が製造業について語るのかのというと、

単純に周りに製造業の方が多くお話を聞く機会が多かったからです。

製造業の皆さん共通しておっしゃられるのは「新入社員が取れない」「人が足りない」「従業員がやめてしまう」といった人の悩みです。

飲食店の方ですと「お客さんが増えない」とか「売り上げが…」が多いですし、美容院ですと「単価が上がらない」「物販が売れない」などのお金の悩みが多い印象です。

 

後者の飲食店や美容院のお悩みは、原因になりうる要素がたくさんある為、これだ!と言い難いのですが、

製造業の人の問題は結構単純だと私は思っています。

 

そんな事を何が問題で、どう解決できるのかを私なりにお伝えできればと思います。


問題点


大きく分けて3つあると思います。

1 立地

2 イメージ

3 将来性

私はこれだと思っています。

 

1 立地

 

工場を建てるということは、広い土地が必要になるので街中ではなく郊外に建てられる事が多いと思います。

そうなると問題になるのは通勤の事。

郊外の工場に出勤する場合、「車で1時間以上かかる」「電車の乗り換えがいる」「各駅停車の電車しか止まらない」など

余程近隣に住んでいない限り、非常に通勤時間が長くなるケースが多いそうです。

出勤があれば退勤もあるので倍の時間を毎日かけなければなりません。

ある会社の調査では約80%の方が理想の通勤時間は「30分以内」と答えたそうです。

かといって今更工場を簡単に移転できるわけではないと思いますので、後ほど改善案をお伝えします。

 

2 イメージ

 

3Kという言葉は聞いたことありませんでしょうか?

「きつい」「汚い」「危険」の3つのKから始まる単語の事です。

製造業はどうもこの3Kというイメージが定着してしまっているそうです。

 

またホームページも良くないと思っています。

ほとんどの方が就職活動、転職においてホームページは確認されます。

私も色々調べましたが、非常に作りの古いホームページを使われている会社が多いように感じました。

限られた情報の中からその会社がどんな会社なのか見極めなければならないので、非常に重要な事だと思います。

SNSも同様にホームページと同じぐらい重要になります。

 

3 将来性

 

これは10年後会社がどうなっているかではありません。

そこで働いたらどんな生活を送れるのか?描いた未来を達成できそうか?です。

例えば、

  • 使っている大好きな商品を作っている会社で自分も開発したい
  • 趣味を大事にしていて絶対18時には帰れる会社がいい
  • ある技術を学んで、将来独立したい

 

そういった様々な想いを持った人に対して、想像できるような情報を与えれているのか。

ただ工場内で働いて給料貰うだけの人生になってしまいそうな会社に思われていないか。

これが伝えられないと、ここで働きたいと思ってもらえないのではないでしょうか。

 

 

じゃあどうすればいいのでしょうか?

私なりの改善案をご紹介します。

 

 


改善案


 

1 立地

これは非常に難しい問題ですが、考え方を変えてみてはどうでしょう。

遠くからきてもらうのを諦めて、近くにいる人に絞って求人するという考えもありますがこれでは対象者が少なくなってしまい欲しい人材がいない可能性もあります。

なので通勤が苦じゃなくなる施策を考えればいいのではないでしょうか?

  • 満員電車の時間を避けれるフレックスタイム制の導入
  • 通勤時の音楽や動画、本などの視聴の費用を負担する福利厚生
  • バスの待ち時間、徒歩をなくす駅まで送迎バス
  • 歩いた分だけポイントがたまり、景品と交換できる福利厚生

 

まだまだいろんなアイデアがあると思いますが、私が思いつくのはこんなところです。

どうやって通勤時間を短くするか、有意義な時間にするかは課題の残るところではありますね。

 

2 イメージ

 

これは簡単です。

ホームページは作りかえればいいだけ。

IT補助金など活用できれば、負担も少なくできるかと思います。

新卒も欲しいとなれば積極的にSNSも使うべきです。

但しよく言われているように企業アカウントではなく、社長もしくは広報担当の方などで個人アカウントで発信されるほうが共感されやすく、伝わりやすいと思います。

 

また弊社でご協力できる部分として、職場環境の改善があります。

皆さん、あんなオフィスやこんなオフィスで働いてみたいとか思った事ありませんか?

それ…工場でもできます!!

貸工場だったとしても物件オーナーの確認は必要ですが、躯体をいじらずにおしゃれにしたりかっこよくする事は可能です。

 

実際弊社で名古屋市守山区にある「東名技研」様で工場リノベーションの設計デザインをさせて頂きました。

リノベーション前は↓こんな感じでしたが…

 

リノベーションすると、↓こんなおしゃれな工場に大変身!!

 

働く環境が変わることで社員のモチベーションも変わります。

また当然採用にも大きく影響します。

東名技研様にお伺いしたところ、リノベーション前と後では募集をかけた後の問い合わせ件数が劇的に増えたそうです。

それだけ今、働く環境は選ぶ側にとって重要になってきているという事です。

 

特に製造業では、こういった取り組みをされているところがまだまだ少なく社内満足度を上げる意味でも、採用の面でもリノベーションはプラスの効果しかありません。

2022年4月現在、事業再構築補助金という制度を利用し、増築や移転、リノベーションをされている所もあります。

そういった補助金も利用して改善できれば、やみくもに採用活動するよりよっぽど安く、効率よく採用ができます。

 

ご興味ある方は、LOGUE-ONE<ローグワン>までご連絡下さい。

 

3 将来性

 

これはホームページもそうですが、

  • 高校、大学に提出している求人票
  • 求人サイトの文言
  • 職場体験
  • 企業説明会等のブースの見せ方

などで会社の情報だけでなくベネフィットを伝えられているかが重要です。

絶対に残業のない事を伝えたいときに「残業0」とか「残業は一切なし」ではなく、

「合コンに絶対遅れない働き方」とか「帰って子どもと遊べる会社」のほうが興味ひかれないですか?

 

入社した後の将来が想像できてワクワクさせる伝え方ができると、

現在の採用活動がより効果を発揮するのではないでしょうか。


最後に


今回は以上です。

最後まで読んで頂きありがとうございます。

いかがだったでしょうか。

私はこういった事で採用しやすくなるのではないかと考えています。

今後も店舗、オフィスなどにかかわること発信していきたいと思います。

LOGUE-ONE<ローグワン>の寺本でした。

 

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